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ラッキーを頼むよ
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七月最後の登校日、ふり向いた慈雨はわたしの知らない顔をしていたーー
慈雨は引っ越しの準備がたいへんだということと、お父さんが何度か荷物を取りに車で来てくれるのだということを言った。うちは車がないから、車で三十分の距離、というのが近いのか遠いのかよくわからなかった。でも学校を移るってことは遠いってことなんだろう、とひとりで納得して、なにかに抵抗するみたいにガードレールの外側を歩いて帰った。
14才、慈雨がいなくなる夏。
~
2024.5.19文学フリマ38初売りの新刊です
文庫判/38ページ 書き下ろし
中学生の女の子、清乃の夏休みのお話です
楽しい夏休みのはずが、同じマンションに住む慈雨が引っ越すことを知って……
だらしなくて切なくて、でも読んだらハッピーになれる、あっという間に過ぎる夏みたいな小説
短めなのではじめましての方もぜひお手にとっていただけたら嬉しいです
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